松本コウシ写真展「続・眠らない風景」 Canon GALLERY銀座 2007年2月8日(木)〜2月14日(水) 仙台 2007年3月5日(月)〜3月16日(金) 梅田 2007年4月26日(木)〜5月9日(水) 福岡 2007年6月11日(月)〜6月22日(金)
眠らない風景シリーズは、作者が17年間ライフワークとして取り組んでいる作品群です。長時間露光と広角レンズにおいて独特の空気感を映し出し、【夜光風景】という今までになかった風景写真の新分野を開拓しました。 作者は【夜光風景】の扉を開くため、新たなる夜の旅に出かけます。続編に映し出された事象たちは、決して言葉として置き換えることの出来ない「何か」が写真の中に息づき、エネルギーとして作品を見る人に語りかけてきます。 雨水が滴る電線の向こうでひっそりと佇む軍艦アパート、華やかなネオンが輝く都市風景の中で闇に沈む大阪拘置所、此岸と彼岸を垣間見たという阿倍野斎場、そして壊れ行くモノ、生まれるモノ、それらは常に同じ時空に介在し、結果「街」という事象をつくりあげていることを改めて感じさせてくれる。人が普段生活をしている視点ではなく、夜という時空で、人から開放された異形の街の姿を夜光風景の扉を開きこっそりと垣間見た・・・、「続・眠らない風景」は、そんなドキュメンタリーでもあるのです。